さくらの わき役・ひっそり咲く花
野原でひっそり咲く花
ハナニラ:花韮、学名:Ipheion uniflorum)はネギ亜科ハナニラ属に属する多年草[2]。 イフェイオン、ベツレヘムの星とも呼ばれる[要出典][* 2]。 原産地はアルゼンチン[2]。
特徴[編集]
日本では、明治時代に園芸植物(観賞用)として導入され、逸出し帰化している[2]。
葉にはニラやネギのような匂いがあり[2]、このことからハナニラの名がある。野菜のニラ(学名 Allium tuberosum )は同じ亜科に属するが、別属である。
球根植物であるが、繁殖が旺盛で植えたままでも広がる[2]。鱗茎から10-25cmのニラに似た葉を数枚出し、さらに数本の花茎を出す[2]。開花期は春で、花径約3cmの白から淡紫色の6弁の花を花茎の頂上に1つ付ける[2]。地上部が見られるのは開花期を含め春だけである。
四つ葉のクローバー(よつばのクローバー):は小葉を4枚持つ白詰草(クローバー)で、普段見られる三つ葉のそれの変異体に相当する。その発生は稀であり、(特に偶然にも)それを見付けられた者には幸運が訪れるという伝説がある[1]。その伝説によれば、四つ葉のクローバーの小葉は、それぞれ、希望・誠実・愛情・幸運を象徴しているとされる。
詳細[編集]
クローバーは4枚以上の小葉を有し得る。四つ葉のクローバーの発生頻度は三つ葉のそれに対して1万分の1程度になると推定されている[2]。
その他にも、五つ葉・六つ葉・七つ葉[3]・八つ葉[4]なども発見数は少ないながらも確認されている。なお、ギネス世界記録認定の最多記録としては56葉[5]が認定されている。
発生要因[編集]
四つ葉のクローバーの発生が遺伝的要因によるものか、あるいは環境要因によるものかについては議論がなされている。
その希少性は、低頻度で発現する劣性遺伝子の存在を示唆している。一方で、四つ葉のクローバーは環境要因に起因する体細胞突然変異や形態形成の異常や一個体の中で偶然分離した複数の遺伝子の相互作用によっても引き起こされ得る。個々の事例を考えれば、それら4つの要因は何れも当て嵌まる可能性がある(NHK総合テレビで2018年9月7日に放送された『チコちゃんに叱られる!』では、突然変異の可能性は約10万分の1で、多くは人が歩いたりするなど外的要因で原基が傷ついて発生するとの説明があった[6])。
四つ葉
五つ葉
クローバーの稀な変異体
四つ葉以上のクローバー[編集]
稀に五つ葉以上のクローバーも見つかる
四つ葉のクローバーは十字架に見立てられ、幸福のシンボルとされることが多くあるが、実際にはアイルランド民俗学上、キリスト教普及以前より、特別な物とされていた。さらに五つ葉、六つ葉、七つ葉[7]、八つ葉[8]、なども発見数は少ないながらも確認されている。
世界一多くの葉を持つと認定されたクローバーは2009年5月10日に岩手県花巻市矢沢のクローバー研究者小原繁男が発見した56枚葉のものである[9]。2002年に小原が鉢植え中に発生した18枚葉のものがギネスブックに登録[10]され、2008年には小原とその家族によって21枚葉や27枚葉のものが発見されたが、より多いものがあると予測されたためギネスブックへの記録申請は見送った。小原は2009年5月3日に33枚のクローバーを発見し、ギネス認定に向け更新申請の準備を行っていたところ、1週間後の5月10日には56枚のクローバーを発見した[11]。
類似の植物[編集]
四小葉の植物は多くない。そもそも偶数羽状複葉は奇数羽状複葉や三出複葉より遥かに例が少ない。
ソラマメ属では四葉萩という例がある。全く縁が遠いのに似ているのが水生羊歯類の田字草である。
おつかれさまです。
ひっそり咲く花四つ葉のクローバー
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